アメリカ住みだけど、子供にはとにかく日本語を習得してほしい!と私が切に願う4つの理由と子どもの日本語力を伸ばすために実践していること

アメリカで子育てしていると、日本に住んでいる家族や友人から、

「子どもが英語喋れるようになってうらやましい!」

とよく言われることがあります。

でもアメリカ生活が長い私はぶっちゃけ英語なんてどうでもいいから、日本語をなんとか習得してほしい!

と思っていたりします。

日本で子供たちに英語を習わせている人たちからしたら、なんとも贅沢な悩みに聞こえるかもしれません。

でもこっちはこっちで真剣に悩んでるんですよね。

世の中なかなか思うようにはいかないものです。

米国永住権を取得していて、現時点で将来的に日本に帰国するかは未定な私が、なぜ自分の子どもたちにはぜひとも日本語を習得してほしいと思っているのか?

私は2016年にアメリカの永住権を取得しました。いわゆるグリーンカードってやつです。 グリーンカードを申請した時、私は学生ビザ(F...

今回はその理由と、子供たちの日本語をキープするために実践していることをご紹介します。

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親のほうが日本語でしか微妙なニュアンスや感情を伝えられない

まず一番は私たち両親の都合です。

私も妻もアメリカの大学院を卒業し、英語を使って仕事をしていますが、日本生まれ日本育ちでやっぱり日本語のほうが得意です。

日本語のほうが微妙なニュアンスや感情の違いを表現できます。

複雑な概念だって日本語ならあまり苦労しません。

いまは息子も娘も小さいので、あまり彼らに難しい言葉を使うことはありませんが、子どもたちが大きくなったらもっと込み入った話をすることがあると思います。

でも正直に言うと、英語でそんなことが出来る自信がありません。

だから日本人の子どもというか、「日本人の両親の子ども」として、親が話すことをきっちり理解できてほしいんです。

イチロー選手は英語が堪能なことで有名ですが、アメリカのメディアからインタビューを受けるときは必ず通訳を通します。

これは「自分の英語だと微妙なニュアンスの違いを伝えることができないから」だそうです。

同じように、私の英語力ではこどもたちに微妙なニュアンスの違いを伝えることができないんです。



祖父母とコミュニケーションが出来てほしい

これも大人側の都合ですね。

私の両親も妻の両親も英語が出来ません。

だから、

こどもたちにとって祖父母にあたる私の両親と義両親とコミュニケーションを取ってもらえるように日本語を習得してほしい!

という気持ちがあります。

親バカですが、自分の子どもたちはめちゃくちゃ可愛いです。

毎日妻と、かわいい、かわいい言ってます。

でも他人ともこのかわいさを共有したい!

この愛おしさを伝えたい!

そう考えたときに一番に思い浮かぶのが、自分の両親と、妻の両親です。

こどもたちにとっておじいちゃんおばあちゃんにあたる両親と義両親にもかわいい、かわいいって言ってもらいたい!

子どもたちも、いつまでもおじいちゃんおばあちゃん大好きでいてほしい!

そういう気持ちから、子供たちには日本語を習得してほしい!忘れないでほしい!と思っています。

私自身、自分の祖父母には可愛がられましたし、妻もそうでした。

だから子供たちにも、祖父母の愛という両親とは違う形の温かさを感じてほしいんですよね。

英語が出来ないアメリカ人より、日本語が出来ない日本人のほうが人生ハードモード

私の子どもたちは苗字も名前も見た目も日本人です。

でもアメリカ生まれなのでアメリカ国籍も持っています。

だから日本人であると同時にアメリカ人でもあるんですね。

将来子どもたちがアメリカに残るのか、日本で暮らすのか現時点ではわかりません。

いずれにせよ、英語が完璧でないアメリカ人(日本人)としてアメリカで暮らすより、日本語が完璧でない日本人として日本で暮らすほうが人生ハードモードになると思います。

これは私自身が日本で生まれ育ち、その後アメリカにわたって10年間暮らしてきた経験から言えることです。

日本で日本語を話す人はほぼ100%ネイティブです。

なのに、見た目も名前も日本人なのでケイン〇スギさんやボビー・〇ロゴンさんが話すような訛りまくりの日本語を話していたらどうでしょう?

学校なら「異端扱い」されて、なかなか友達ができないかもしれません。

それが原因でからかわれたり、いじめられることもあるでしょう。

進学や就職の際に不利になることもあるかもしれません。

とにかく日本では基本的に日本人しか日本語を話さないので、何をするにしても他人からネイティブレベルの日本語を要求されます。

とくに見た目も名前も日本人である私の子どもたちは、日本語が話せて当たり前と思われるでしょう。

一方でアメリカには子どものころから英語教育を受けてきて、英語力は「ネイティブ並み」なのに訛りのある英語を話す人がある人がたくさいます。

アメリカは移民大国なので、両親の母国語の影響を受けた英語を話す人がたくさんいるんですね。

でもそういう訛りのある英語を話す人でも、社会で活躍できるのがアメリカという国なのです。

有名なのはアーノルド・シュワルツェネッガーですね。

彼はオーストリア生まれの移民です。

シュワルツェネッガーは、ボディービルダーになるために19歳でアメリカに渡りました。

その後、俳優となり、カリフォルニア州知事にまでなったのは周知の事実です。

彼は50年以上もアメリカに住んでいますが、今でも訛りまくりの英語を話します。

もちろんアメリカでも文法も発音も完璧な「アメリカ英語」を使えたほうが何かと有利なことは間違いありません。

でも英語がネイティブレベルじゃなくても何とかなるのがアメリカ社会なんです。

特にうちの子どもたちは見た目も名前も日本人なので、英語が訛ってたら「ああ、移民なんだな。」と思われる程度です。

I'm Japaneseって、どういう意味だと思いますか? 別にバカにしてるわけではありません。 当然「私は日本人です」って...

日本語を通して日本という国に興味を持ってほしい




子どもたちには日本語をしゃべることで日本人としてのアイデンティティーも持っていてほしいと思っています。

子どもたちは今のところアメリカ生まれ、アメリカ育ちですが、遺伝的には100%日本人です。

だから日本の文化に興味を持ってほしいし、好きになってほしいんですよ。

私の子どもたちがこのままこの国で教育を受けるとしたら、アメリカ人としての教育を受けることになります。

アメリカの小学校では星条旗に忠誠を誓い、歴代大統領を暗記したり、国歌を覚えたりして、アメリカ人としての誇りを身に付けていくわけです。

でも同じように、日本人としての誇りも持っていてほしいんですよね。

私はアメリカという国も好きですが、やっぱり日本人だから日本のほうが好きです。

これは親のエゴかもしれませんが、自分の子どもたちにも私と同じように日本という国を好きになってほしいんです。

こどもの日本語をキープするために実践していること

つづいては、こどもたちの日本語力をアップさせる・キープさせるために私が実践していることです。

家の中では一切英語を話さない

私の息子は現地の保育園に通っていて、英語をそこそこ喋れますが、家の中では一切英語禁止にしています。

3歳くらいになると、英語と日本語の区別がついているみたいで、結構うまくいってます。

たまに英語がぽろっと出てくることがありますが、わからないふりをしてやり過ごしてます。

嫌だ!を意味する「No!」という言葉が何度言い聞かせても抜けなくて、娘にも伝染して困りましたが、何回もしつこく「No」はおうちの中で使っちゃダメ!と言い聞かせていたら、納得して言わなくなりました。

私も妻も英語は一切話しません。

まあ、親のほうはぽろっと英語が出てくるなんてことはないんですけどね。



英語を一切教えない

こどもたちには家の中で英語NGにしているほか、意地でも英語を教えていません。

英語のテレビも禁止して、日本語のDVDばっかり見せてます。

私も私の妻も、日本生まれの日本育ちで、英語は第二言語として学びました。

だから私たちでは子どもに正しい英語を教えられないのではないか?という懸念を常に持っているんですよね。

「正しい英語」とは文法や発音なんかもそうですが、一番は感覚的な部分です。

例えば日本語の場合。

子どもが

「ねえ見て、鳥さんがあるよ!」

と言えば、

「鳥さんは(ある)じゃなくて、(いる)だよ」

と教えることができます。

また

「雨がザーザー降っている」

ザーザーってどのくらい降ればザーザーなのか?

これくらいならしとしとだな。

これならぽつぽつかな。

そいういうのって日本人なら感覚として身についてると思います。

英語にもたぶんそういう感覚による言葉のチョイスってあると思うんですよ。

でも私たち非ネイティブにはそれがわからない。

だから間違っている中途半端な英語を教えるよりも、正しいネイティブの日本語を積極的に教えているというわけです。

バイリンガルの人に出会ったらどういう風に育てられたか聞く

アメリカにはバイリンガルどころか、トライリンガル、それ以上のマルチリンガルの人がたくさんいます。

そういう人に出会ったら、子どもの頃どういう風に育てられたのか?

どんなことがバイリンガル(マルチリンガル)になるために役立ったと思うか?

を積極的に聞くようにしてます。

「こどもの日本語をキープさせたいんだよね!」

と説明すると、多くの人が親身になっていろいろ教えてくれます。

面白かったアドバイスは、「子どもの前では一切英語が出来ないふりをしろ!」というものです。

そのアドバイスをくれた人の母親は徹底していて、子供の前では家庭内だろうが外だろうが一切英語を話さなかったそうです。

そればかりか、英語が分かるそぶりすら徹底的に見せなかったみたいで、実は母親は英語を理解できる、話せると知ったのは本人が大学に入った後だったそうです!

だから「俺がなんとかして母ちゃんを助けないと!」と奮闘して、英語も母の母国語である中国語も必死になって勉強したそうです。

私はそこまで徹底的にわからないふりは出来ないですが、貴重なアドバイスとしてとりあえず息子の英語が分からないふりをしてますが、たぶんばれてます。

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