アメリカにはTV・ネット代を値下げするためプロバイダーと交渉してくれる会社がある!


通信費ってバカにならないんですよね。

携帯代、ネット代、そしてアメリカはTV放送が有料なのでテレビ代がかかります。

先日、(TVとネットの料金高いなあ、何とかなんないかな~。)といろいろ調べていたら、おもしろいサービスを発見しました。

その名も「Billfixers」

公式サイト(英語):billfixers

この会社、何をしてくれるかと言えば消費者に代わってTVプロバイダーやネットプロバイダーと料金の値下げの交渉をしてくれるのです。

Bill=請求書
Fixer=仲介人、調停者

という意味なので、まさに名前通りのサービスを提供しています。

もし値下げに成功したら、下がった分の50%がBillfixersの成功報酬。

値下げできなかったら無料という条件です。

50%も取るの!?って感じですが、Billfixersは結構人気があって、会社としてなかなかうまくいってるみたいです。

日本では絶対に無いようなサービスですが、なぜこんな商売が成り立つのか?アメリカのTV事情とBillfixersについてまとめてみました!

スポンサーリンク

アメリカのTV放送は有料でボッタクリ

最初に書きましたが、アメリカではテレビ放送が有料です。

TVを持っていても、ケーブルTVか衛星TVと契約しないと映りません。

ケーブルTVや衛星TVの会社はインターネット接続サービスも提供してるので、アメリカでは多くの家庭がテレビとネットを一緒に契約してます。

さてこのケーブルTV・衛星TV会社ですが、

暴利をむさぼるボッタくり企業

と、たびたびやり玉に挙げられます。

というのも、奴らは契約者に断りもなく勝手に料金を値上げするし、もっと安いプランがあるのにこちらから連絡するまで一切教えてくれないし、契約するのは簡単だけど解約するのは超めんどくさいしと、言い出したらきりがないほど、およそ消費者のことを考えてない姿勢。

さらにカスタマーサービスも最悪で、問題があってカスタマーサービスに連絡すると順番が回ってくるまで延々と待たされ、挙句の果てに別部署へとたらいまわしにされることもしばしば。

大手ケーブルTVのネットレビューを見ていると、消費者たちの辛辣な言葉が並んでいます。

ケーブルTV・衛星TVの会社は、契約時には値下げした料金を提示してきます。

月額100ドルだけど、今ならキャンペーン中で70ドル!

とデカデカと書いてあるパンフレットを月に1回は送ってきます。

でも実はそのパンフレット、よく見てみると下にちぃーさい文字で、

※ただし、この値段は2年契約した場合の最初の12か月です。期間が終わったら月100ドルになります。
※12か月を過ぎたら料金が変更になることがあります。
※2年契約前に解約すると違約金がかかります。

などと書いてあるんです。

2年縛りで契約させて、最初の1年は値下げ料金にするけど、あとの1年は通常料金だよってことなんですね。

通常料金ならまだしも、「途中で料金が変わることあるからね!」とまで宣言しています。

変わるっていうか、実際は値上げ以外ありえないんですけど。

そしてマジでこの注意書き通りに最初の12か月を過ぎると謎の値上げをされます。

私の場合、もともとの料金が120ドルだったのが、2年契約キャンペーンで最初の1年間が80ドルになりました。

そして、1年半が経った現在ではなぜか140ドル以上払っています。

カスターマーサービスに連絡しても何にもしてくれません。

プロバイダーからしたら(ふーん、嫌なら解約すれば?違約金かかるけどね~。)ってなもんです。

契約者は最初の契約の2年が過ぎるまで、指をくわえて待つしかありません。


TVプロバイダーのカスタマーサービスはクソ

そして待望の2年契約明け、アメリカ人たちは満を持してプロバイダーに電話します。

もっと安くならないか?

と交渉するんですね。

ところが基本的にケーブルTVのカスタマーサービスセンターが考えていることは2つだけ。

First, they want to make sure the call is as quick as possible (even if you’ve had to wait on hold for an hour). Second, they want to keep as much money at Comcast as possible.  BillWarriors

1.いかに早く電話を切るか(たとえあなたが1時間電話口で待たされてもです!)
2.いかにComcast(アメリカ最大のケーブルTVプロバイダー)の利益になるようにするか。

ということで、交渉はなかなかうまくいかないようです。

一説によれば値下げ交渉をしようとした人の半分くらいしか成功しないんだとか。

契約者個人はカスタマーセンターに1度や2度しか電話しませんが、オペレーターは1日に何度もいろんな客を相手にしてるんです。

結局うまい具合に言いくるめられてしまうんでしょうね。

もしかしたら値下げに応じないマニュアルなんかもあるのかもしれません。

Billfixersの設立者は怒れる元契約者

こんな感じで、アメリカにはケーブルTVのクソっぷりに業を煮やしている人たちがたくさんいます。

Billfixersを設立したのも、そんな怒れるケーブルTVの顧客でした。

2015年、アメリカ・テネシー州に住んでいるとある兄弟は、延々と勝手に値上げを続けるComcast(アメリカ最大のケーブルTV会社)に嫌気がさしてカスタマーサービスに連絡していました。

値下げ交渉をするためです。

カスターマーセンターに連絡するのは通算5回目。

オペレーターは例のごとく全くやる気がなく、なぜか会話の途中で電話が切れたりすることもしばしば。

やっとオペレーターにつながってもいろんな部署にたらいまわしにされ、そのたびに一から説明と交渉をやり直し、やっとの思いでケーブルTV料金の値下げに成功しました。

この時兄弟は思いました。

「みんなケーブルTVプロバイダーのクソっぷりには嫌気がさしているはず。これは商売になる!」

そしてBillfixersが設立されたのです。

Billfixersは完全成功報酬制


アメリカのケーブルTV・衛星TVの会社は基本的に契約者のことは考えてません。

どうやって儲けようか?

そればっかり。

Billfixersは契約者にかわって強欲なケーブルTV・衛星TVプロバイダーと値下げ交渉をしてくれる会社です。

料金は完全成功報酬制で、料金は値下げ出来た金額の50%を12か月分。

これ以外には手付金も手数料も一切かかりません。

たとえばケーブルTV代を毎月100ドル払っている人が、Billfixersに頼んで毎月80ドルになったとします。

20ドルの値下げに成功したので、料金は10ドルx12か月分で120ドルとなります。

だいたい値下げ時には2年契約になるので(※途中で値上げできないような契約を勝ち取るようです)、最初の1年は実質10ドルの値下げ、あとの1年は20ドルの値下げになります。

申し込みは専用のサイトから名前とメールアドレス、そして月々の請求書をウェブサイトからアップロードするだけ。

あとは全部Billfixersがやってくれます。

この会社は契約者のふりをしてプロバイダーと交渉するわけではなく、正式な代理人として交渉に臨みます。

日本でもアメリカでも基本的にカスタマーセンターのオペレーターは

「本人以外と話すことはできない」

と言いますが、少なくともアメリカでは本人の許可があれば代理人と話をすることができます。

Billfixersに値下げ交渉をお願いすればもうプロバイダーのオペレーターと電話でやり取りする必要はなく、何時間も待たされたり、担当部署をたらいまわしにされることもありません。

成功報酬が値下げ料金の50%x12か月分って結構高いような気もしますが、

「毎月の高い料金をプロバイダーに払い続けるくらいなら、手数料を払ってでも安くなるほうがいい!」

「失礼なカスタマーセンターのオペレーターと話したくない、時間の無駄!」

と考えるが沢山いるみたいです。

気持ちはわかりますね。

あとは、Billfixersは値下げに成功するまでは全部無料なので、自分でプロバイダーと交渉してみて、ダメだったらBillfixersにお願いするという人も多いみたいです。




まとめ

Billfixersは消費者に代わってプロバイダーと値下げ交渉をしてくれるサービスですが、ユニークでおもしろいですよね。

日本にはこんなサービスないんじゃないかな?

BillfixersはケーブルTV・衛星TVの料金のほか、

・携帯電話
・インターネット
・新聞購読
・自宅警備システム

の会社と料金値下げ交渉をしてくれるようです。

Billfixersの成功を見て同じようなサービスが雨後のタケノコのように登場しているので、近い将来日本でも同じようなサービスが現れるかもしれませんね!

スポンサーリンク

シェアする

フォローする