Japan→日本みたいに、英語と日本語で呼び方が違う国名・都市名を整理してみた。


アメリカでは初対面の人によく

「Where are you from?(どこの出身?)」

と聞きます。

留学生なら出身国、アメリカ人同士なら生まれ育った州の名前を答えるんですが、話のきっかけになるというわけです。

大学院時代に出会った友人にこの質問をした時、

「I’m from クレイシア!」

という答えが返ってきたことがありました。

クレイシア?

アメリカのどっかの都市?

それとも外国の都市なのかな?

などと思っていると、実はクレイシアとはクロアチア(Croatia)のことだったんです。

ワールドカップでクロアチアVSロシアの試合を見ていた時に、このエピソードを思い出しました。

英語圏で暮らしていると、日本語だと知ってる国名も英語だと発音が全然違って「え!この国って英語でこんな風に発音するのか!」と思うことがよくあります。

そもそも日本だって、英語だと「Japan」ですしね。

そこで今回は、実は日本語と英語で国や都市の呼び方が違う場合をまとめてみました!

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英語と日本語で呼び方が違う国名・都市名~ヨーロッパ編~

ヨーロッパの国々は日本人にもなじみ深いですが、英語と日本語で全く呼び方が違うものが結構あります。

日本でもよく知られている国名・都市名からいくつかピックアップしてみました!

まずはヨーロッパ編!

英語→Croatia、日本語→クロアチア

最初にご紹介したクロアチアです。

英語だとCroatia(クレイシア)と発音します。

正式名称はRepublic of Croatia(リパブリック・オブ・クレイシア)、クロアチア共和国です。

現地語だと Hrvatska(フルヴァツカ)だそうです。

では日本語の「クロアチア」という名称はどっから来たのかというと、Croatiaのラテン語読みだそうです。

なんでラテン語??

日本語ってよくわかりませんね。

英語→Germany、日本語→ドイツ

ドイツは英語でGermany(ジャーマニー)と言います。

これは有名ですね。

Germanyは通称で、正式名称はFederal Republic of Germany (フェデラル・リパブリック・オブ・ジャーマニー)です。

日本語の正式名称はドイツ連邦共和国です。

ドイツ語では「Bundesrepublik Deutschland(ブンデスレプブリーク・ドイチュラント)」と言います。

では日本語の「ドイツ」はどっから来たのかというと、上記のドイツ語Deutschland(ドイチュランド)からではないか?とする説が有力です。

原語をそのまま日本語にってよくあるパターンですが、なんでドイチュじゃなくてドイツなんでしょう。

ドイチュのほうが可愛いのに。

オランダ語の「Duits(ドゥイツ)」から来ているのではないか?という説もあります。

ちなみに日本人にもお馴染みのドイツの都市「ミュンヘン」ですが、英語だとMunich(ミュニック)と発音します。

知らないとミュニック=ミュンヘンだって絶対にわかりませんよね!



英語→Belgium、日本語→ベルギー

今回のロシアワールドカップで日本と死闘を演じたベルギー。

英語ではBelgium(ベルジウム)と発音します。

正式名称はKingdom of Belgium(キングダム・オブ・ベルジウム)、日本語はベルギー王国です。

ベルギーには王室があるんですね。

ベルギーの王室と日本の皇室が親密な関係であることをご存知の方も多いと思います。

フランスとドイツとオランダに囲まれたベルギーではフランス語、ドイツ語、オランダ語が公用語となっていますが、サッカーのベルギーチームはどうやって選手間コミュニケーションを取っているんでしょうかね?

英語→Switzerland、日本語→スイス

スイスは英語でSwitzerland(スウィツァランド)です。

これも有名ですね。

正式名称はSwiss Confederation(スイス・コンフェデレーション)、日本語だとスイス連邦です。

日本語の「スイス」という名称は、スイスの公用語の1つであるフランス語Suisse(スュイス)に由来するそうです。

ちなみにスイスの有名都市「チューリッヒ」は英語だとZurich(ズリック)と発音します。

知らないと発音からじゃ絶対にわかりません。

スイスではドイツ語とフランス語、そしてイタリア語とロマンス語が公用語として定められています。

私の職場で以前働いていたスイス人の同僚は、第一言語がドイツ語でした。

ある日職場にスイスから別のスイス人がやってきたのですが、彼はその新人スイス人と英語で会話していました。

どうやら新人スイス人の第一言語はフランス語だったみたいです。

同じスイス人なのに第一言語が違うから英語で会話するんですね。

そんな事情があるので、スイス人はとっても英語が堪能です。

日本人には理解できない感覚です。

九州出身の人と東北出身の人が関西弁で会話するようなもんでしょうか?

英語→Greece、日本語→ギリシャ

今回のロシアW杯には出場してませんが、ギリシャは英語でGreece(グリース)と言います。

実はGreece(グリース)は通称で、正式名称はHellenic Republic(ヘレニック・リパブリック)というみたいです。

日本語だと正式名称ギリシャ共和国です。

Hellenic(ヘレニック)って、あまり聞いたことないかもしれませんが、英語だと特に古代ギリシャを指す場合に「ギリシャの、ギリシャ語の」のという形容詞として使います。

一般的な「ギリシャの、ギリシャ語の」では、Greek(グリーク)を使います。

ギリシャ語って他のヨーロッパ言語に比べて難しいので、英語のGreek(グリーク)は「わけの分からないもの」という意味の俗語として使われることもあります。

「It’s Greek to me!」で、「私にはさっぱり理解できない」という意味になります。

ギリシャの首都「アテネ」は、英語だとAthens(アセンス)と発音します。

音を聞いただけではアテネとわからないですね。

英語→Turkey、日本語→トルコ

またしてもロシアW杯には出場してませんが、日本でもおなじみのトルコ。

英語ではTurkey(ターキー)です。

正式名称はRepublic of Turkey(リパブリック・オブ・ターキー)、トルコ共和国です。

日本語のトルコはポルトガル語で「トルコの」を意味するturcoから来ているそうです。

英語のTurkey(ターキー)は頭文字が小文字だとturkey(七面鳥)という意味になります。

実は七面鳥のターキーはトルコが由来だそうです。

16世紀半ば、アフリカ原産のある鳥がトルコを経由してイギリスに輸入されていて、当時それをTurkey-cockまたはTurkey-henと呼んでいました。

日本語に訳すとすればトルコニワトリでしょうか。

16世紀後半になって、北米の七面鳥が今度はスペイン経由でイギリスに輸入されるようになった時、イギリス人たちは

「お、これトルコニワトリやんけ!」

と勘違いしました。実際は別の鳥なのに。

これが七面鳥をturkeyと呼ぶようになった由来だそうです。




「Warsaw」と「Vienna」

ヨーロッパ編の最後は都市名です。

「Warsaw」は日本がロシアW杯グループリーグ第三戦で戦ったポーランドの首都。

ワルシャワです。英語だとWarsaw(ワーソウ)と発音します。

「Vienna」はスペルそのまま、ビエナと発音しますが、どこだかわかりますか?

正解はオーストリアの首都ウィーンです。

日本語のウィーンは、ドイツ語のWien(ヴィーン)から来てるみたいですね。

英語と日本語で呼び方が違う国名・都市名~アフリカ・南米編~


ヨーロッパの次はアフリカで、次にアジア、最後に北米と南米!

と当初は考えていましたが、ヨーロッパ以外の国は英語と日本語はほとんど同じで、違ってもみんな知ってる(中国→チャイナなど)ことが多いんですね。

だから残りは全部まとめちゃいました。

英語→Ivory Coast、日本語→コートジボワール

コートジボワールは、2014年のブラジルワールドカップ初戦で日本が敗れた国です。

本田選手の鮮やかな先制シュートを覚えている人も多いはず。

コートジボワールは、英語だとIvory Coast(アイボリー・コースト)と言います。

Ivory Coast(アイボリーコースト)は直訳すると象牙海岸。

これはコートジボワールの公用語であるフランス語の正式名称「République de Côte d’Ivoire」に由来しています。

Côteは海岸、Ivoireは象牙という意味で、訳すと象牙の海岸です。

コートジボワールはもともとフランスの植民地で、その時代からこのあたりの海岸は象牙海岸と呼ばれていました。

コートジボワールが1960年にフランスから独立した際、通称であった象牙海岸をそのまま正式な国名として採用したのです。

実は日本でもかつてコートジボワールのことを象牙海岸(共和国)と呼んでいました。

ところが、1980年代にコートジボワール政府から意訳名で呼ぶのはやめて、フランス語の原語名称を採用してほしいと各国へ要請がありました。

日本は要請に従って、原語読みに近い「コートジボワール」を国名として採用しているというワケです。

アメリカ政府も公的な文書ではCôte d’Ivoire(コート・デ・ブアー)を採用していますが、英語圏では未だに通称のIvory Coast(アイボリーコースト)が浸透しています。

英語→Uruguay 、日本語→ウルグアイ

ワールドカップ優勝経験もある南米の強豪ウルグアイです。

英語だとUruguay(ユルグアイ)と発音します。ウルグアイと発音する人もいるみたいですが、ユルグアイのほうが一般的。

正式名称はOriental Republic of Uruguay(オリエンタル・リパブリック・オブ・ユルグアイ)といい、日本語だとウルグアイ東方共和国だそうです。

ウルグアイってワールドカップではよく聞きますが、そもそもどこにあるのか知っている日本人は少ないのではないでしょうか?

ウルグアイはブラジルのちょうど南に位置する小さな国で、西隣がアルゼンチン、東側は大西洋に面しています。

人口は三百万人ほどですが、南米の国々の中ではトップレベルで生活水準が高く、政治的にも安定しています。

人口は日本の40分の1なのにサッカーがあんなに強いなんて、さすが南米って感じですね。

英語→Argentina、日本語→アルゼンチン

アルゼンチンは英語だとArgentina(アージェンティーナ)と発音します。

正式名はArgentine Republic(アージェンタイン・レパブリック)で、日本語はアルゼンチン共和国となっています。

日本語のアルゼンチンは正式名称をローマ字読みしたのかな?

ちなみにプロサッカーの人気はアメリカであまり高くありませんが、アルゼンチンのスーパースター、メッシのことを知っているアメリカ人は多いです。

メッシは世界的なスーパースターなんですね。

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